世界のベストレストラン2014、ノーマが首位返り咲き
- 2014/04/30
- 00:21

英国のレストラン・マガジンが選ぶ2014年「世界のベストレストラン」で、デンマーク・コペンハーゲンの「ノーマ」がトップに返り咲いた。 開店10周年のノーマは、シェフのレネ・レゼッピ氏が率いる。伝統的な素材や調理法を研究し、革新的な料理を供する。昨年の2位から返り咲き、4度目の首位。スペインの「エル・ブジ」の分子料理や懐石料理の影響を受けており、2015年初頭に一時的に日本に出店することを発表したばかり。 昨...
バンジャマン・ルルー、コント・アルマンから独立
- 2014/04/30
- 00:12

ブルゴーニュの新星バンジャマン・ルルー氏が6月に、ドメーヌ・コント・アルマンの醸造責任者から独立し、ミクロネゴスのバンジャマン・ルルーに専念することがわかった。 「バーガンディ・レポート」で知られるブルゴーニュ評論家ビル・ナンソン氏によると、ルルー氏が公式に確認した。ポマールに本拠を置くコント・アルマンは、プルミエクリュ最良の区画クロ・デ・ゼプノを有する。1975年生まれのルルー氏は、パスカル・マル...
自由な土地の強み、モンダヴィのピノ・ノワール1989
- 2014/04/29
- 00:22

ワイン法は厳しい方がいいか、寛容な方がいいか。 簡単には答えが出ない問題だ。 フランスの生産者はAOCの枠組みの中で、格付けが上のワインをしのぐような品質をものにしようと努力してきた。それが品質向上の原動力であることは確かだ。 一方、カリフォルニアでは栽培する品種も、仕立て方も自由。歴史が浅いから、成功もあれば、失敗もある。自己責任だから潔い。枠組みがない分、様々なトライアルもできる。一つだけ言え...
シュヴァル・ブラン、2008年と同価格で売り出し
- 2014/04/29
- 00:19
2013年ボルドー・プリムール商戦で、シャトー・シュヴァル・ブランが28日、前年より12%ダウンの300ユーロ(ネゴシアン価格)で売り出した。2008年と同価格。 ポムロールのクリネは11%ダウンの39ユーロで売り出し。コンヤイヤントは1%ダウンの57ユーロだった。...
1日にワイン1本飲んでも害はない
- 2014/04/29
- 00:18
1日にワインを1本飲んでも害はないと、世界保健機関の元アルコール専門家カリ・ポイコネイラン博士が発表した。 英国のデイリー・メイル紙によると、博士の数十年間にわたる研究の結果、ビール4~5パイント(568ミリ)か、ワイン1本以上を飲まない限り、人体に害はないという。また、適度な飲酒は全く飲まないよりもよく、飲み過ぎは飲まないより悪いという。...
アジアの中心は香港からシンガポールへ
- 2014/04/28
- 11:01
アジアの高級ワインを扱うワイン商の関心が香港からシンガポールに向かっている。 英ファイナンシャル・タイムズ紙によると、シンガポールは現在、香港や日本の陰に隠れた市場となっているが、裕福なワインコレクターや愛好家が多い。英国のベリー・ブラザーズ&ラッド(BB&R)は、アジア市場全体の売上が現在の世界全体の15%から増えて半分になると予測。昨年、シンガポールに出店し、英国の有力ワイン商コーニー&バロウも...
還元がとれて美しい本性!?ルロワのブルゴーニュ2007
- 2014/04/28
- 00:12

忙しくてワインを買う暇がなかった。こういう時は困る。気軽に開ける白ワインがないのだ。セラーや床下を漁ったら、ドメーヌ・ルロワのブルゴーニュ・グラン・オルディネールが出てきた。 2007年。二子玉川の高島屋で不良ラベルを4000円で買った。最後の1本だ。ルロワのドメーヌ物ではアリゴテと並んで安い。この2007は還元臭がすごかった。3、4年前に飲んだときは、硫黄で樽を燻し中のセラーに入ったようだった。放置しておい...
2013年カリフォルニアワインの国内販売が増加
- 2014/04/27
- 01:01

2013年カリフォルニアワインの米国内の販売は量で3%、金額で5%増加したと、ワイン・インスティテュートが発表した。 米国内の出荷量は2億1500万ケースで前年比3%アップ、金額では231億ドルで5%増加した。国内と輸出を合わせた出荷量は2億5800万ケースで、3%増加した。ロバート・コッチCEOは、「2012、2013年の記録的な収穫が消費者の需要に合い、世界的な高い評価を受けた」とコメントした。 ニールセンの小売店などの販...
カリ・ピノの最前線、酸と全房にこだわるクッチ
- 2014/04/27
- 00:11

バランスのあるブルゴーニュ品種造りを目指すカリフォルニアのIPOB(イン・パースィット・オブ・バランス)。その中で最も注目しているのがクッチだ。 マイケル・ミーナ・グループのワイン・ディレクターであるラジャ・パーと、ソノマ・コーストのハーシュ・ヴィンヤーズのジャスミン・ハーシュが始めたこの動きは、まだ広く知られていないが、米国のカリフォルニア・ブルゴーニュ品種ファンには大きなインパクトを与えている。...
2014年ブルゴーニュ、成長は2週間早い
- 2014/04/26
- 10:25

2014年のブルゴーニュは、過去10年平均より2週間成長が早い。 フランス食品振興会によると、2014年は3月初旬から好天と高温が続き、発芽は過去10年で最も早い年の一つ。2011年に似ているという。 ヨンヌ県の発芽は、過去10年平均より10日早く、2013年より18日早い。2007年や2011年とほぼ同じ発芽となった。コート・ドール県は前年より平均で23日早い。2011年と同様で、2007年や2012年に近い。ソーヌ・エ・ロワール県は2013年よ...
ペルノ・リカール、ケンウッド買収
- 2014/04/26
- 10:24
ワイン飲料の巨人ペルノ・リカールが、カリフォルニア・ソノマのケンウッド・ヴィンヤードを、スパークリングワインのコーベルから買収した。 ブランド、ワイン施設、4つの畑を含む。6月中に取引は完了する見通し。ケンウッドは1970年創業で年産50万本。シャルドネ、ジンファンデル、メルロなどを生産し、アート・シリーズのカベルネ・ソーヴィニヨンで有名。ケンウッドのオーナーは、中心ブランドのスパークリングワイン、コー...
オバマ大統領晩さん会、カリフォルニアワインは供されず
- 2014/04/25
- 10:26

米国オバマ大統領を迎えて24日夜に皇居で行われた宮中晩さん会は、フランスワインとフランス料理で、主賓に配慮したカリフォルニアワインは登場しなかった。 ウォール・ストリート・ジャーナル紙などの報道によると、ディナーは辛口シェリーの食前酒から始まり、トマトジュースとオレンジジュースが出された。コンソメスープに続く真鯛の酒蒸しの後に、羊もも肉の蒸し焼き。デザートは、富士山の形をあしらったアイスクリームと...
2013ボルドー、ムートン、ラフィット、ラス・カーズが高得点
- 2014/04/24
- 23:32

2013年ボルドー・プリムール商戦は、予想以上に短期決戦となっているが、左岸ではシャトー・ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルト、レオヴィル・ラス・カーズなどが、安定した高得点を得ている。 米国の評論家ロバート・パーカー氏が不在で、得点の発表を夏まで遅らせたため、今回の商戦は羅針盤を失った状況となっている。ワイン・アドヴォケイトから現地を訪問したニール・マーティン氏は、ムートンに92-94点、...
オー・ブリオンも10%ダウン、1級シャトー出そろう
- 2014/04/24
- 23:30

2013年ボルドーのプリムール商戦は、残されていた最後の1級シャトーのオー・ブリオンが、マルゴーと同じく10%ダウンの215ユーロ(ネゴシアン価格)で売り出した。 セカンドワインのクラレンス・ド・オーブリオンは17%ダウンの50ユーロ、ラ・ミッション・オー・ブリオンは20%ダウンの120ユーロと大きく値下げした。 一方で、成功した白ワインは強気で、オー・ブリオンとラ・ミッション・オー・ブリオンの白はそれぞれ600ユー...
ベルルッキのスプマンテ・ロゼ、肉料理と合う懐の深さ
- 2014/04/24
- 00:31

イタリアのスパークリングワイン、フランチャコルタの老舗ブランド「グイド・ベルルッキ」創業者一族のパオロ・ズィリアーニ氏が、プロモーション来日した。 フランチャコルタは1995年にDOCGに認められ、2013年の生産量は2000万本。シャルドネ、ピノ・ネロ、ピノ・ビアンコが認められている。ロンバルディア州・ブレーシャ県の19の村で生産される。 ズィリアーニ家のフランコ・ズィリアーニ氏は、1961年に瓶内二次発酵方式で30...
フランスでロゼ人気加速
- 2014/04/24
- 00:27
フランスでこの10年間にロゼワインの販売が3倍に増え、昨年は初めてフランスで生産されたワインの3分の1がロゼだったと、英テレグラフ紙が報じた。 調査によると、半分以上は赤ワインで、17%が白ワインだった。10人中9人までがたまにロゼを楽しんでいるという。ロゼはかつて格下に見られていたが、品質の向上と若い世代の登場が増加の要因と見られる。...
イケム1787の偽造品、購入者が訴え
- 2014/04/22
- 23:53

シャトー・ディケム1787年の偽物を含む15本のワインを2500万ドル(約25億6300万円)で売りつけられたとして、ロンドンの有名ワイン商アンティーク・ワイン・カンパニーとそのCEOが、詐欺や契約違反のかとで訴えられた。 ワイン・スペクテイターによると、米アトランタの連邦裁判所に訴えを起こしたのはアトランタのコレクター。訴えによると、原告は10年前から取引を始め、2006年にイケムの1787年、1847年、シャトー・マルゴー1...
ネゴスの安定感、ドルーアンのヴォルネイ1998
- 2014/04/22
- 23:52

フランス人は早飲みし、英国人は飲むのが遅すぎる。よく言われる話だが、米国人はその中間だろうか。 ブルゴーニュの造り手に飲みごろをたずねると、いつも返事は決まっている。 「今でも飲めるが、5年、10年でも置いておける」 結局、いつ飲んでもいいということ。参考にならない。 米国人の飲みごろ予測が早いのは、果実味豊かなワインが好きなせいだろうか。ワイン・アドヴォケイトやインターナショナル・ワイン・セラー...
マルゴー10%ダウンで売り出し、2013プリムールは速いペース
- 2014/04/22
- 23:50

ボルドー2013年のプリムール商戦で、シャトー・マルゴーが、10%ダウンの215ユーロ(ネゴシアン価格)で売り出した。 セカンドワインのパヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴーは、4%ダウンの72ユーロだった。シャトー・マルゴー2013はカベルネ・ソーヴィニヨン94%とカベルネ・フラン5%、プティ・ヴェルド1%で、メルロは含まれない。評論家のアントニオ・ガッローニ氏は91~94点、ジェームス・サックリング氏は94~...
禁断のルロワ、ヴォーヌ・ロマネ・ジュヌブリエール2000
- 2014/04/22
- 00:11

アラン・ロベールのようなシャンパーニュを飲むと後が困る。凡庸な白ワインは飲めない。この夜は赤だったのでよかった。久しぶりのルロワ。ヴォーヌ・ロマネ・レ・ジュヌブリエールの2000年。 2000年から現在の太くて重いボトルになった。飲んでいるうちにデジャヴュが。前回もここで飲んだような……記憶をたぐったら、同じ年のヴォーヌ・ロマネ・ボーモンだった。1級と村名の差は大きい。普通なら。テロワールの権化ルロワなら...
グランジ1959贈与、豪政治家が疑獄で辞任
- 2014/04/22
- 00:05
オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州のバリー・オファレル首相が、ペンフォールズ・グランジ1959年を贈り物として受け取っていたことを申告しなかったとして、辞任した。 BBCによると、オファレル首相は、政府が所有する水道企業オーストラリアン・ウォーター・ホールディングズ社をめぐる疑獄で、同社のCEOから約3000豪ドル(約28万円)相当のグランジを1959年を受け取った。オファレル首相は調査委員会に対して、ワ...
SAKURAワインアワードのパ-ティー
- 2014/04/21
- 10:58

女性審査員のみで選ぶ第1回「SAKURAワインアワード」を締めくくるパーティーが、21日行われた。 ワインアンドスピリッツ文化協会・理事長の田辺由美さんが、ワインの売り上げを支える女性が選ぶという切り口で呼びかけて実現した。ジャーナリスト、インポーター、ソムリエールなど240人以上の女性ワイン関係者が1922本の銘柄をブラインド試飲。96アイテムが「ダブルゴールド」、249アイテムが「ゴールド」、391アイテムが「シル...
レミー、ディアジオが苦戦、中国の汚職取り締まりで
- 2014/04/21
- 10:57
中国の綱紀粛正のあおりで、大手酒類メーカーの英国ディアジオとフランスのレミー・コアントローが苦戦している。 ディアジオは第3・四半期の純売上高が前年比1・3%減少。アジアが19%減となった。レミー・コアントローの第4・四半期売上高は16・1%減。レミーは中国でのコニャック販売が利益の40%を占める。中国では高級ワインやコニャックを贈り物にする汚職の取り締まりを強化しており、これが売り上げ減少を招いている。...
マンU監督、膨大なDRCコレクション競売へ
- 2014/04/20
- 11:29

英国のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)の元監督アレックス・ファーガソンのロマネ・コンティやペトリュスを含むコレクションが、クリスティーズのオークションに出品される。 クリスティーズによると、約5000本にのぼる計482ロットの60%が5月の香港、30%が6月のロンドン、残りがオンラインで競売にかけられる。落札予想額は計300万ポンド(約5億1600万円)。大半を占めるのがDRCコレクション。ファーガソン氏は1990年...
シャルドネとカベルネに特化、ナパのファー・ニエンテ
- 2014/04/20
- 11:27

カリフォルニア・ナパヴァレーのオークヴィルに本拠を置くファー・ニエンテのCE0ラリー・マグワイヤー氏が、プロモーションで来日した。 ファー・ニエンテは1885年に設立され、禁酒法で運営を停止。1979年にギル・ニッケル氏が購入し、3年間にわたる修復工事を行って復活した。米国の国家歴史登録財に指定されている。ワイナリーでの醸造を再開したのは82年。マグワイヤー氏はジャズ・ギタリストを目指していたが、1975年にシル...
「2013年1級シャトーの高値に失望」…BB&Rサイモン・ステイプルズに聞く
- 2014/04/19
- 00:22

世界で最も多くのボルドーワインを売ると言われる、ワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッド(BB&R)のサイモン・ステープルズ氏が来日したのを機に、18日、2013年ボルドー・プリムール商戦について聞いた。 ステープルズ氏は英国のセールス&マーケティング・ディレクターを経て、現在は香港に駐在し、香港・中国、日本、シンンガポールなどアジア地区の販売を担当している。BB&Rは世界最大級のプリムール・バイヤー。ステープル...
古典的なアラン・ロベール、不滅のメニル・トラディション1985
- 2014/04/19
- 00:18

アラン・ロベールは不思議な造り手だ。 どこで売れているのかわからない。日本ではカルトな人気がある。フランスで見たことはない。ベルギーやイタリアにはファンがいるのかもしれない。米国にもいるだろう。ロバート・パーカーがワイン・バイヤーズ・ガイドで5つ星の生産者として評価したから。 友人が米国のオークションで落札した1985のメニル・トラディションを飲んだ。やはり米国にはファンがいるのだ。珍しいレギュラー...
パヴィとアンジェリス、わずかに値下げの165ユーロ
- 2014/04/19
- 00:15

2013年ヴィンテージのボルドー・プリムール商戦で、サンテミリオンのシャトー・パヴィとアンジェリュスは、前年より8%ダウンの165ユーロ(ネゴシアン価格)で売り出した。 両シャトーは2012年のプルミエ・グランクリュ・クラッセAに昇格した後の2013年春に行われたプリムールでは、大幅に値上がりした180ユーロで売り出した。それでも2012年は売れたが、今回の売れ行きは未知数。 左岸のシャトー・パルメは6%ダウンの150ユー...
ビオ・シャンパーニュのフランシス・ブラール、テラヴェールが輸入
- 2014/04/18
- 10:01

ランス北のラ・プティット・モンターニュ・ド・ランス地域で、ビオディナミを導入しているシャンパーニュの生産者フランシス・ブラールを、テラヴェールが輸入・発売する。 ランス北西の飛び地サン・ティエリー地区のコロワ・レ・エルモンヴィル村に本拠を置き、フランシス・ブラールと娘デルフィヌが造っている。以前はレイモン・ブラールを名乗っていたが、ビオディナミの考えで意見が分かれて、2009年に所有畑を分割し、現在...
米レストランのトップ人気ブランド、ケークブレッド・セラーズ
- 2014/04/18
- 09:59
米国のワイン&スピリッツ・マガジン4月号は、2013年のレストランで最も人気のあるワインブランドのトップ10を発表し、首位はケークブレッド・セラーズだった。 1989年から続いているレストラン投票の結果。2位はジョーダン、3位はダックホーン、4位はソノマ・カトラー、5位はシルバー・オークだった。6位以下は、フランク・ファミリー、ラ・クレマ、スタッグスリープ・ワイン・セラーズ、デコイ、フランシスカンと続く。 品種...
驚異的にフレッシュ、半世紀前のグラン・シエクル
- 2014/04/16
- 23:13

シャンパーニュのメゾン、ローラン・ペリエの醸造責任者ミシェル・フォコネ氏が来日し、プレスティージュキュヴェのグラン・シエクルの半世紀以上前のデビュー作を含む垂直試飲会が行われた。 1812年創業のローラン・ペリエは、ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区のトゥール・シュル・マルヌに本拠を置く。戦後、ベルナール・ド・ノナンクール氏が指揮をとり、5万本から800万本生産の巨大メゾンに育てた。母方の実家ランソンとドゥラモ...
ケイネズのピノ、アンダソン・ヴァレーでトップの造り手
- 2014/04/16
- 23:06

ワインは飲むのも、造るのもお金がかかる。上から目線ではなく、最近そう思う。 造るのは初期投資がいる。醸造所はクラッシュパッドを使うにしても、ブドウや樽の購入など、きりがない。IT業界で成功した実業家が参入するにはそれなりの理由がある。 英米の評論家を見渡すと、英国はトレード出身が多い。ワイン商が売買から、評論に転じる。米国はブロガーから、ライターというパターンが目立つ。ブロガーの多くは、ITや金融業...
ラフィットとムートン、14%、10%ダウンで売り出し
- 2014/04/16
- 23:00

ボルドー2013年のプリムール商戦で、シャトー・ラフィット・ロートシルトとムートン・ロートシルトが、16日から17日にかけて、2012年よりそれぞれ14%、10%ダウンで売り出した。 ネゴシアン価格は、ラフィットが288ユーロ、ムートンが216ユーロ。ラフィットのセカンドのカリュアド・ド・ラフィットは5%ダウンの90ユーロ、プティ・ムートンは同価格の66ユーロ。市場の動きが鈍いのに合わせて、早めに売り出したと見られる。 ...
フレデリック・ドルーアン氏、ブルゴーニュ・ネゴシアン組合会長に
- 2014/04/16
- 10:19

ブルゴーニュのメゾン・ジョゼフ・ドルーアンのフレデリック・ドルーアン社長が、11日に開かれたブルゴーニュ・ネゴシアン組合の総会で、会長に選任された。 10年以上会長を務めたルイ・ファブリス・ラトゥール氏の後任。ドルーアン氏は、就任のあいさつで、ネゴシアンの畑での推進的な役割を強調し、「ブルゴーニュが連続する少量の収穫に伴う生産面の危機に悩まされるこの時期に、ネゴシアンと畑の所有者が一体となって、現在...
クラディ・ベイ、セントラル・オタゴの畑購入
- 2014/04/16
- 10:18
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランを世界的に広めた南島・マーティンボローのクラウディ・ベイが、セントラル・オタゴ地区のノースバーン・ステーションの畑とセラードアやレストランなどの施設を購入した。 LVMHグループ傘下のクラウディ・ベイは、ここ2年間、テ・ワヒ・ラベルでピノ・ノワールを生産し、フェルトン・ロードも使うバノックバーンのカルベ・ヴィンヤード内の区画を借りてきた。クラウディ・ベイは6年前...
クロ・デ・ランブレ、LVMHが買収
- 2014/04/15
- 01:11

ブルゴーニュ・モレ・サン・ドニのグランクリュを有するクロ・デ・ランブレが、LVMHグループに買収された。 クロ・デ・ランブレは、1981年にグランクリュに昇格した。ドメーヌは、クロ・デ・ランブレ8・66ヘクタールのほかにモレ・サン・ドニのプルミエクリュ、ピュリニー・モンラッシェのクロ・デュ・カイユレとレ・フォラティエールなどを合わせて計10・72ヘクタールを所有する。クロ・デ・ランブレはコート・ド・ニュイでも...
コス・デストゥルネル、8%ダウン
- 2014/04/15
- 01:05
ボルドー2013のプリムール商戦で、コス・デストゥルネルが、前年より8%ダウンの81・5ユーロ(ネゴシアン価格)で売り出した。 Liv-exによると、2008年の65ユーロより25%高い。現在の2012、2008、2007、2006、2004、2002、2001年の取引価格よりも高い。評論家のジェームス・サックリングとアントニオ・ガッローニは、それぞれ90~91点、90~92点をつけた。...
20年たって開花、フォンテルートリのキアンティ
- 2014/04/13
- 23:18

20年近くたったキアンティ・クラッシコ。飲もうと思う日本人は少ないだろう。もったいない話だ。いい造り手は今がおいしいのに。 12世紀からの歴史を誇るマッツェイ家が手がけるカステッロ・ディ・フォンテルートリ。キアンティ地区ではリカソリと並ぶ名門の一族だ。1980年代から国際品種のメルロやカベルネ・ソーヴィニヨンに熱心に取り組んできたが、それは補助品種としてであって、魂はサンジョヴェーゼにあった。 今回開け...
ランシュ・バージュ17%ダウン、市場は歓迎
- 2014/04/13
- 23:16

ボルドー2013のプリムール・キャンペーンで、スーパーセカンドの発売が始まったが、価格は様々だ。 英国の高級ワインプラットフォームのLiv-exによると、10日に売り出したランシュ・バージュは、前年の17%ダウンの50ユーロ。市場で手に入る中では最も安い。これまでに売り出されたポンテ・カネ、ピション・バロン、モンローズ、ランシュ・バージュはいずれも、評論家ジェームス・サックリングが91~93点を与えた。ランシュ・バ...
ボルドーの緊張感はらむリッジ…ポール・ドレイパー語る
- 2014/04/13
- 14:50

カリフォルニアを代表する生産者リッジ・ヴィンヤーズの最高醸造責任者兼CEOのポール・ドレイパー氏が7年ぶりに来日し、ワイン造りの哲学を語った。 リッジを有名にしたのは、冷涼な気候のサンタ・クルーズ・マウンテンが生むモンテベロと、ソノマ郡の単一畑から造られるジンファンデルベースの赤ワイン。カリフォルニアワイン新時代の幕開けを告げた1976年の「パリスの審判」の2006年のリターンマッチで、モンテ・ベロ1971年が...
日本のシャンパーニュ輸入、過去最高で1000万本迫る
- 2014/04/12
- 01:11

2013年の輸入量が1000万本の大台に迫る日本のシャンパーニュ市場が、世界から注目を集めている。 モエ・ヘネシーの親会社LVMHが10日に発表した第一四半期のワイン&スピリッツの売り上げ額は3億3900万ユーロで横ばいながら、シャンパーニュの販売量は前年同期比で3%増加した。ドン・ペリニヨンとクリュッグが好調で、日本市場の急成長を要因として挙げた。 シャンパーニュ委員会によると、2013年の日本は過去最高の967万本を...
日豪のワイン関税撤廃、EU、米にも追い風か
- 2014/04/12
- 01:08

日本とオーストラリアの間で7日に合意したEPA(経済連携協定)で、オーストラリアワインの輸入関税が撤廃されるのは、オーストラリアのワイン生産者に歓迎されたが、EUやカリフォルニアの生産者にも期待が広がっている。 今回の合意により、輸入オーストラリアワインに課されてきた15%の関税は、協定発効から一定期間を経て撤廃される。150リットルを超えるワインやバルクワインは協定発効後、即時撤廃。2リットル以下の容器入...
シャトー・ド・サン・コム、エノテカが輸入
- 2014/04/10
- 23:25

フランス南ローヌ地方ジゴンダスのリーダーの1人シャトー・ド・サン・コムを、エノテカが輸入・発売を始める。 約500年の歴史を持ち、現在の当主は14代目となるルイ・バリュオール氏。1992年に15ヘクタールのブドウ畑を父から譲り受け、ローヌに強い評論家ロバート・パーカー氏の高い評価もあって、一気にスターになった。ジゴンダスではサンタ・デュックと並ぶ存在。1997年からネゴシアンのサン・コムも始めた。生産量は計62万...
2013年ボルドー、白ワインに高評価
- 2014/04/10
- 23:24
2013年ボルドーは、白ワインが高く評価されている。 元ワイン・スペクテイター誌副編集長の評論家ジェームス・サックリング氏は、ドメーヌ・ド・シュヴァリエ・ブランに97~98点、オー・ブリオン・ブランに95~96点、ブラン・ド・ランシュ・バージュに92~93点、ブラン・ド・ヴァランドローに91~92点をつけた。イケムは98~99点だった。 ワイン・スペクテイター誌のジェームス・モールズワース氏はオー・ブリオン・ブランに95...
ドメーヌ・デ・クロワ、力の入ったデビュー作
- 2014/04/09
- 23:30

米国人の伝説的なクルティエ、ベッキー・ワッサーマンの見立てに狂いはない。ダヴィッド・クロワが、ブルゴーニュの次世代のホープの一人であることに異を唱える人はいないだろう。 コント・ラフォンのドミニク・ラフォンが、ベッキーの下で働いていたのは有名な話だが、ドミニクはBB&Rのワイン・ディレクター、ジャスパー・モリスの親友でもある。ブルゴーニュは狭い。ダヴィッドはカルトワインの代表コルギンを所有するアン・...
ベガ・シシリア、ピンティア10万本リコール
- 2014/04/09
- 23:25

スペインの名門生産者ベガ・シシリアが、ピンティア2009年10万本を回収する。 ワイン・エンスージアスト誌などによると、澱が多すぎるという苦情が多すぎたため。パブロ・アルバレス社長が顧客に手紙を書いた。2009年を2008年か発売予定の2010年と交換すると申し出ているという。今回のリコールは50万本に影響し、巨額なコストがかかったと見られる。ピンティアはトロで産するワインで、2001年にデビューした。2010年アリオンも...
2013ボルドー、2007以降で最悪
- 2014/04/09
- 23:24

2013年ボルドーの1級シャトーの品質は、2007年以降で最悪というバイヤーの評価を、ロンドンの高級ワイン取引プラットフォームLiv-exが発表した。 メンバー440人の投票によるもので、ほぼ半数が優良な2009、2010年はもちろん、2012、2011、2007、2008年と比べて、1級シャトーの品質は最悪と評価した。シャトー・マルゴーは最も失望させられるワインだったが、好きなワインの3番目にもランクされた。 イケムは2013年のワイン・オ...
ベッカム、スコッチ「ヘイグ」新ブランドのPR大使に
- 2014/04/09
- 01:10

英国のディアジオはサッカー選手デヴッド・ベッカム、音楽界の大物サイモン・フューラーと提携して、「ヘイグ・クラブ」と呼ばれるスコッチ・ウイスキーを発売する。 2人はプロモーションの先頭に立って、グレーン・ウィスキーの新たなファン獲得を目指す。ヘイグは17世紀からの歴史を誇るスコットランド最古のグレーン・ウィスキーの生産者で、ブレンド・ウィスキーのディンプルで知られる。 ヘイグ・クラブは香水のようなブ...
10年は待つべし、レンテンナーノのバロンコーレ
- 2014/04/09
- 01:07

サンジョヴェーゼの飲み頃をつかまえるのは、ピノ・ノワールより難しい。 経験が不足しているだけなのだが、とりわけ、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノとモンテヴェルティーネが苦労する。開けようと思って、セラーから出しながら、直前になって止めたことが何度かある。フォントディ、フェルジーナあたりは素直に飲めるのだが、とりわけレンテンナーノは悩ましい。 1990年代後半から飲んでいるのに、いまだかつて、飲み頃...
エマニュル・ジブロ、農薬散布拒否で罰金
- 2014/04/09
- 01:04
ブルゴーニュのビオディナミの造り手エマニュル・ジブロ氏が、新たな病害を防除する農薬の散布を拒否したかどで、7日、1000ユーロの罰金判決を受けた。ディジョンの裁判所は罰金の半額を猶予し、500ユーロとした。 AFP通信などによると、ジブロ氏は上告する予定。最大で6か月の懲役と3万ユーロの刑を受ける可能性があったが、比較的軽微な判決だった。病害はフレヴェセンス・ドレといい、害虫の媒介による細菌の感染で起きる。...