「スーパーボウル50」、記念ワインをフリーマーク・アビーが生産
- 2016/01/31
- 18:39

カリフォルニア州で開かれる50回目のスーパーボウルを記念した赤ワイン「スーパーボウル50 50ス・リザーヴ 2013」を、ナパヴァレーのフリーマーク・アビーが売り出した。 プロフットボールリーグ(NFL)の王座決定戦「スーパーボウル」は2月7日、カリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開かれる。スタジアムはシリコン・ヴァレーにあり、ベースとなる大都市サンフランシスコは事前のイベントで盛り上がって...
カリフォルニ生産者、キューバ進出へ
- 2016/01/31
- 18:38

カリフォルニアの生産者が、キューバに進出しようとしている。 米国産ワインの初めての見本市が31日からハバナで開かれ、シンポジウムは1日から始まる。ソノマ、ナパ、パソ・ロブレスの100ワイナリー派遣団が、シンポジウムでワインを紹介する。キューバのソムリエ派遣団が2014年にカリフォルニアを訪れ、今回の訪問が実現した。ワイン・インスティチュート、ナパヴァレー・ヴィントナーズ、ソノマヴァレー・ヴィントナーズも協...
ヴォン・ストラッサー、ラヴァ・ヴァインを買収
- 2016/01/31
- 18:37
カリフォルニア・ナパヴァレーの丘陵部ダイヤモンド・マウンテン・ディストリクトのワインで知られるヴォン・ストラッサーが、カリストガのシルヴァラード・トレイルに位置するラヴァ・ヴァイン・ワイナリーを買収した。 ヴォン・ストラッサーは、ナパ北部カリストガに近接するマヤカマス山脈のダイヤモンド・マウンテンン・ディストリクトのカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインに特化してきた。サンフランシスコ・クロニクル...
笠原将弘とクネがタッグ、「賛否両論セレクションワイン」
- 2016/01/30
- 22:09

人気日本料理店「賛否両論」の笠原将弘氏とスペイン・リオハを代表する生産者「クネ」がタッグを組んで開発した日本料理に合うワイン「賛否両論セレクションワイン」が3月10日から、発売される。 ワイン「クネ・ホワイト 2015」(参考上代2300円)と「クネ・レッド 2012」(同2500円)。リオハ・アルタ地区のブドウを使い、いずれもDOCaリオハ。白はビウラ100%。ステンレスタンクのみで醸造されたクリーンなスタイル。赤はテ...
ボルドー「1855」の著作権をEUに申請
- 2016/01/30
- 22:08

ボルドーのグランクリュ・クラッセ委員会は、格付けの定められた年である「1855」をワイン界で乱用されないように、著作権をEUに申請した。 デカンターによると、今回の申請で「1855」は「グラン・クリュ・クラッセ」と同じく、欧州司法裁判所で法的な保護を受ける。委員会は5年間にわたりロビー活動をしてきたが、ここにきて対応を急いだ。「ヘラクレス」と名前を変更したオンライン・ワイン商「1855.com」が昨年、虚偽の情報...
米ミレニアル世代、ベビーブーマーを抜いて最大の消費層に
- 2016/01/30
- 22:05
米国で21歳から38歳のミレニアル世代が最大のワイン飲酒層であるという研究結果を、非営利団体「ワイン・マーケット・カウンシル」が発表した。 ミレニアル世代は米国のワイン飲酒人口の36%を占め、51歳から69歳のベビー・ブーマーの34%を上回る。39歳から50歳のジェネレーションXは18%にとどまる。 研究によると、平均的なミレニアル世代は1回に3.1杯のワインを飲むのに対し、ジェネレーションXは2.4杯、ベビーブーマーは1...
2015年ニュージランドワイン輸出額、過去最高を記録
- 2016/01/30
- 12:05

2015年のニュージランドワインの輸出額が、前年を14%上回り、過去最高の15億4000万ニュージランドドル(1205億9300万円)を記録した。 ニュージーランドワイン生産者協会によると、ニュージーランドワインは90か国以上に輸出され、世界で6番目の輸出国。米国が特に強く26%増の4億3000万NZドル、カナダが18%増の1億ドル、英国が12%増の3億8000万NZドルだった。協会は「ニュージーランドドルの弱さが輸出額を押し上げたが、世...
パーカーが「100点相当」としたジン「モンキー 47」、ペルノ・リカールが買収
- 2016/01/30
- 11:15

世界最大級のワイン&スピリッツ企業ペルノ・リカールが、ドイツのジンのブランド「モンキー 47」の株式の過半数を取得したと発表した。 ペルノ・リカールと「モンキー 47」のメーカーであるブラック・フォレスト醸造所が28日、ベルリンで契約に調印した。モンキー 47は、47のボタニカルが醸す芳醇なドライジン。ワイン評論家ロバート・パーカー氏が「モンキー47はこれまでに試飲した最高のジン。100点に相当するジンがある...
米国ワイナリーの消費者直接出荷が増加
- 2016/01/29
- 21:02

米国でワイナリーが消費者に直接出荷するワインの金額と量が増加している。 シップコンプレイント社の発表したレポートによると、2015年は19億6666万ドル相当の429万ケースが消費者に直接出荷された。2014年より金額で8.1%、量で8.5%増加した。年間増加率は2014年の15%を下回ったが、2013年の7%を上回った。直接出荷は近年のショップ販売より成長が速く、ワイナリーは利益の大きい直接販売に力を振り向けている。 2010年以...
星付きシェフが選ぶ世界のトップ100、日本人は14人ランクイン
- 2016/01/29
- 19:01

フランスの料理雑誌「ル・シェフ」が、ミシュランの2つ星、3つ星レストラン・シェフの投票で決める「ザ・ベスト・シェフ・イン・ザ・ワールド100」の2016年のトップは、ミシェフ・ブラ氏が選ばれ、3位に和食「龍吟」の山本征治氏が入った。 レストランの格付けはほかにもあるが、このランキングは2つ星、3つ星を有する世界の528人のスターシェフに、訪ねたいレストラン5人のシェフを聞く方式で、2015年10月から2016年1月に投票...
大橋健一マスター・オブ・ワイン認定祝賀会、800人で盛会
- 2016/01/29
- 11:24

ワイン業界で世界最難関資格のマスター・オブ・ワイン(MW)の称号を日本在住の日本人で初めて取得した大橋健一MWの「マスター・オブ・ワイン認定祝賀会」が28日、東京・四谷のホテルニューオータニで行われた。 来賓に中原広・国税庁長官、JETROの下村聡理事を迎えて、酒類業界の関係者、愛好家ら約800人が全国から参加。中原広長官が祝辞で、「大橋氏は世界にネットワークを持つ。日本の酒類の飛躍のための貢献に期待する」と...
ナパのワイナリー3社、「ポート」の表示を自発的に返上
- 2016/01/28
- 01:03

ナパヴァレーのワイナリー3社が、酒精強化ワインから「ポート」の表示を自発的に外すと発表した。 この3社はボイド・ファミリー・ヴィンヤード、フリーマーク・アビー、ジェサップ・セラーズ。ジンファンデルから酒精強化ワインを生産し、「ポート」を含む商品名をつけていた。いずれも、ナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)に加盟しており、19日に開かれた総会で方針が発表された。 「ポート」の地理的表示は2006年のEUとの...
ペルゴレ・トルテの垂直試飲、10ヴィンテージが95点以上
- 2016/01/28
- 01:02

イタリア・トスカーナでサンジョヴェーゼ100%で造られるモンテヴェルティーネの「レ・ペルゴレ・トルテ」の1980~2012年ヴィンテージの垂直試飲の評価をアントニオ・ガッローニ氏がヴィノスで発表し、10ヴィンテージが95点以上を獲得した。 試飲会はトスカーナで行われ、ワインは蔵出しされた。ペルゴレ・トルテはモンテヴェルティーネの先代当主セルジオ・マネッティ氏が、キアンティ・クラッシコの白ブドウをブレンドすると...
仏レストランとホテル、テロで客足が2割以上減少
- 2016/01/26
- 23:18

フランスのレストランとホテルの売り上げが、2015年11月のテロ以来、減少していることがわかった。 フランス食品振興会によると、食品業界のデータ提供サービス「CHD Expert」の12月の調査では、フランス全土で調査を受けたレストランの65%が客足が落ち、2015年11月の客数は前年同月比24%減少した。ホテルも同様に56%が客足が落ち、客数は29%減少した。売り上げも明らかに減少し、レストランの68%が平均16%、65%のホテルが平均...
米国の2016年ワイン消費は20年以上ぶりに減少、高級ワインに向かう
- 2016/01/26
- 23:16

米国の2016年のワイン消費は20年以上ぶりに減少し、消費はより高級ワインに向かうという予測を、カリフォルニア・シリコンヴァレーのシリコン・ヴァレー・バンクが発表した。 レポートによると、8ドル以下のワインの販売は減るが、10ドル以上の販売は4~8%増加すると見られる。また、20ドル以上の高級ワインは2016年に9~13%の増加と見られ、2015年の14%よりわずかに下回る。 レポートは、米国全体と1人当たりのワイン消費...
ディアム30、発売2年で年間25%平均の増加
- 2016/01/26
- 23:15

天然コルクの代替栓である「ディアム30」の需要が増え続けている。2014年2月に発売して2年で、18か国での年間平均増加率は25%に達した。 ディアム30は30年間はリコルクする必要がない。酸素透過性が最も低い栓の一つ。ゆっくりと安定した熟成や、コルク臭がなく、オフフレーバーにつながる分子から守ることを保証している。ディアム・ブシャージュ社によると、多くのワイナリーで重要な代替栓になるという期待を大きく上回った...
ムートン・ロスチャイルド2013お披露目、アーティストラベルの制作過程を聞く
- 2016/01/26
- 01:15

ボルドー1級のシャトー・ムートン・ロスチャイルド2013年のアーティストラベルを描いた韓国人画家・彫刻家のリ・ウーファン氏と、ラベルを選定したジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスチャイルド氏が25日、来日し、ラベルとワインを東京でお披露目した。 ラベルの原画とアーティストを、ロスチャイルド家の人間がワインと共に紹介するのは初めて。ウーファン氏は1956年から東京をベースに、世界各国で創作している。多くの...
プルミエ・ナパヴァレー・オークション、初のオンライン・オークション導入
- 2016/01/26
- 01:11

カリフォルニア・ナパヴァレーで2月19日に開かれるプルミエ・ナパヴァレー・オークションが初めて、オンライン・オークションを導入する。 ナパヴァレー・ヴィントナーズが主催するこのバレル・テイスティングのオークションは、ナパヴァレーの名声を高める狙いがあって、売り上げはチャリティー目的で寄付される。 20回目の今回のオークションでは、200のライブオークション用ロットと25のオンライン用ロットが出品される。オン...
南ア・エルギンヴァレーで山火事
- 2016/01/26
- 01:10
南アフリカのウェスタン・ケープのエルギン・ヴァレーが山火事の影響を受けている。 現地報道によると、3000~4000ヘクタールが影響を受けている模様だが、死者は出ていない。...
2015年に値上がりしたブルゴーニュ、ルフレーヴが上位に
- 2016/01/25
- 01:12

英国の高級ワイン取引市場Liv-exは2015年最も値上がりした10銘柄を発表した。トップはエマニエル・ルジェのヴォーヌ・ロマネ2009で、47.2%の値上がりだった。 2014年12月から2015年12月の間のケース価格を比較した。白ワインが半分を占め、このうち3銘柄は亡くなったアンヌ・クロード・ルフレーヴのドメーヌ・ルフレーヴが占めた。2位はボノー・デュ・マルトレのコルトン・シャルルマーニュ2003で39.0%だった。 DRCはグラン...
シルヴァン・ゴードロンのヴーヴレ、お買い得のトリプル・ゼロ
- 2016/01/25
- 01:11

ロワールはスパークリングワインの産地としても面白い。ソミュールはシャンパーニュ以外で最大のスパークリングの産地だし、トゥーレーヌ、ヴーヴレ、モンルイ・シュール・ロワールにも拾いものがある。 ヴーヴレは温暖な年には優れた甘口のモワルーが生まれ、冷涼な年にはセックやスパークリングワインを生産する。アロマティックなシュナン・ブランは、どうしても酵母の自己溶解から生まれる精妙さに欠け、シャンパーニュのよ...
シャブリワイン・コンペティション2016、グランクリュの金メダルはクリスチャン・モロー
- 2016/01/24
- 11:16

第30回のシャブリワイン・コンペティションが16日に開かれ、出品された315ワインの中から計27のメダルが決まった。グランクリュの金メダルはクリスチャン・モローのヴァルミュールとレ・クロ・クロ・デ・ゾスピスだった コンペティションは地元の生産者が審査せず、80人のジャーナリスト、レストラン経営者、ソムリエ、醸造家らが審査員を務める。今回の審査委員長はブルゴーニュ専門の評論家アレン・メドウズ氏。全員審査でワ...
ブルゴーニュワイン委員会、新会長にルイ・ファブリス・ラトゥール
- 2016/01/24
- 10:25

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)の新会長に、ルイ・ファブリス・ラトゥール会長が選任された。任期は2020年まで。 2015年12月21日に開かれた役員会で、クロード・シュヴァリエ氏の後任として選出された。会長は栽培農家とネゴシアンが交替で務める決まり。ラトゥール氏は1964年生まれで、老舗ネゴシアン、ルイ・ラトゥールの7代目当主。役員会では、ブルゴーニュの産地の可能性をサステイナブルに管理する「プラン・ブルゴー...
ポンテ・カネ、ロビン・ウィリアムズのワイナリー購入してナパに進出
- 2016/01/24
- 09:41

ボルドー・ポイヤックの5級格付けシャトー・ポンテ・カネを所有するテスロン家が、カリフォルニア・ナパヴァレーに進出する。俳優の故ロビン・ウィリアムズが生前、売りに出していたワイナリーを購入した。 ウィリアムズは約256ヘクターの敷地面積がある豪邸を、1994年に購入した。このうち、マヤカマス山脈のマウント・ヴィーダーに広がる7.2ヘクタールでボルドー系品種を栽培し、ロバート・クレイグやロンバウアーに売却して...
フェルトン・ロード、アルコール度不足でEU販売不能に
- 2016/01/23
- 00:00

ニュージーランド南島セントラル・オタゴのフェルトン・ロード「バノックバーン・リースリング 2015」が、EUの規定アルコール度より低いため、EUでの販売を禁じられた。 ドリンクス・ビジネスによると、バノックバーン・リースリング 2015のアルコール度は8.44%で、EU既定の8.5%にわずかに届かなかった。バノックバーン・リースリングはフェルトン・ロードの人気セカンドワインだが、輸出が困難になった。オーナーのナイジ...
ナパヴァレー紹介の決定版「ナパヴァレー・ゼン&ナウ」、著者ケリー・ホワイトが来日
- 2016/01/22
- 23:07

カリフォルニア・ナパヴァレーの生産者ガイドの決定版「ナパヴァレー・ゼン&ナウ」の著者ケリー・ホワイトさんが、著書のプロモーションで来日した。 36歳のホワイトさんはニューヨークの名店「ヴェリタス」でソムリエとして働き始め、ナパヴァレーに引っ越し、セント・ヘレナのレストラン「プレス」で働くかたわら、「ナパヴァレー・ゼン&ナウ」を執筆。2015年秋に出版した。1200ページ以上に及ぶ大著で、厚さ9センチ、重量6...
カノン・ラ・ガフリエールとラ・モンドット、2014から有機認証へ
- 2016/01/22
- 23:03

ボルドー・サンテミリオンでステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が所有するプルミエ・グランクリュ・クラッセBのシャトー・カノン・ラ・ガフリエールとラ・モンドットが、2014ヴィンテージから、有機栽培の認証を得る。 両シャトーは2014年の収穫分で造るワインから、有機農業庁(アジャンス・ビオ)が認証する「ヨーロッパ有機生産物ラベル」(FR-BIO-10)の表示ができる。クロ・ド・ロラトワール、デギーユも有機栽培を進めて...
2015年WSETディプロマの最優秀合格者、中国の金融レディ
- 2016/01/22
- 13:14

グローバルなワイン・スピリッツの教育機関「ワイン&スピリッツ・エデュケーション・トラスト」(WSET)最上位のレベル4ディプロマの2015年合格者の授与式がロンドンで行われ、あらゆる分野で最高の得点を得た生徒をたたえる「2015年ヴィントナーズカップ」は、中国人女性Jingwei Sunさんに贈られた。 デカンター中国版によると、Sunさんはディプロマの学習プログラムを中国本土、台湾、香港などに展開するアジア・ワイン・サ...
カタルーニャのピノ・ノワール、自然派エスコーダの挑戦
- 2016/01/21
- 23:15

スペインには可能性のある産地や品種が眠っている。カタルーニア州のコンカ・デ・バルベラもそうした産地の一つだ。ペネデスとプリオラートの中間にある。産地の名前は知らなくても、スペインを代表する生産者ミゲル・トーレスのフラッグシップ赤のグラン・ムリャーリェスやシャルドネのミルマンダはこのDOから生まれていると聞くと、思い当たる節もあるだろう。地中海性気候でありながら、内陸の標高の高い畑は冷涼だ。 ボルド...
デヴィッド・ボウイがデザインしたワイン、コレクターズアイテムに
- 2016/01/21
- 18:49

ロック歌手デヴィッド・ボウイが亡くなったのを受けて、ボウイが3年前にラベルをデザインしたスペインワインがコレクターズ・アイテムとして人気を集めている。 このワインは、スペイン・バレンシアに本拠を置くボデガス・ビセンテ・ガンディアが、チャリティ・プロジェクト「Whatever it takes」(ホワットエヴァー・イット・テイクス)で生産した。ハリウッド俳優やロック音楽家らにラベルのデザインを依頼したワインを2013年...
オルネッライアが、古いレアヴィンテージ売り出しへ
- 2016/01/21
- 00:21

イタリアのスーパータスカン「オルネッライア」が、オークションハウスのサザビーズと提携して、コレクター向けに古いレアヴィンテージの販売に乗り出す。 地元報道によると、このプロジェクトは「アーキヴィオ・ストリコ」と呼ばれ、1994年ヴィンテージにまでさかのぼる様々な容量のボトルをサザビーズを通じて売り出す。2月27日のニューヨークのオークションが手始めとなる。ボトルは特製のラベルを貼って、特製の木箱に詰め...
破産した「プルミエ・クリュ」、FBIが捜査
- 2016/01/21
- 00:19

7000万ドルの負債を負って倒産したカリフォルニア・バークレイのワイン商「プルミエ・クリュ」に対して、FBIのサンフランシスコ支局が捜査に乗り出した。 プルミエ・クリュは、ボルドー・プリムールなど高級ワインの販売で、西海岸でも有名なワイン商だったが、代金を支払っているのにワインを受け取っていない顧客を大量に抱えている。現地の報道によると、少なくとも十数件の訴訟を提訴されている。訴えた顧客には、日本のイ...
2015年のシャンパーニュ販売、質量ともに前年より増加の見通し
- 2016/01/21
- 00:18

2015年のシャンパーニュ販売は、質量ともに前年を上回りそうだ。 デカンターが伝える、シャンパーニュ委員会のヴァンサン・ペラン事務局長の暫定的な予測によると、2015年の販売量は前年の3億700万本より約2%多い3億1200万本。販売額は5%増の47億5000万ユーロ。フランスは0.2%増にとどまったが、輸出が伸びた。販売額が増えたのは、プレスティージュキュヴェが伸びたため。 シャンパーニュ委員会は、2015年の収量上限をヘク...
シャンパーニュのランソン、一部でマロラクティック発酵を導入
- 2016/01/20
- 09:02

マロラクティック発酵を行わないことで有名なシャンパーニュのメゾン、ランソンが、「ブラック・ラベル・ブリュットNV」の一部に、マロラクティック発酵を導入している。 ランソンは1986年からシェフ・ド・カーヴを務めるジャン・ポール・ガンドン氏が引退し、協同組合シャンパーニュ・マイィの醸造責任者を務めていたエルヴェ・ダンタン氏が2013年に着任し、2014年からシェフ・ド・カーヴを務める。ブラック・ラベルの一部に樽...
鑑定家モーリン・ダウニーへの名誉棄損の訴えが取り下げ
- 2016/01/20
- 08:58

偽造ワイン鑑定家モーリン・ダウニーさんに対して、名誉棄損の訴えを起こしていた香港のオークションハウス「ドラゴン・エイト」は訴訟を取り下げた。 ドリンクス・ビジネスによると、ドラゴン・エイト代表のギル・レンパー・シュワルツ氏は訴訟手続きに要する費用や時間、そこから生じる損害を考慮したという。訴訟は2015年に提起された。ドラゴン・エイトが11月に初めて香港で行ったオークションについて、シュワルツ氏が意図...
赤ワインを飲むと勃起不全が防げる!?
- 2016/01/19
- 00:12

フラボノイド(ポリフェノール)を大量に含む赤ワイン、ブルーベリー、チェリーなどを摂取すると、男性の勃起不全が減るという研究結果を、ハーバード大と英国のイースト・アングリア大のチームが発表した。 研究チームは、1986年から30年以上にわたる5万人以上の健康な中年、老年男子の食習慣、体重、身体活動などのデータを収集した。その結果、フラボノイドを大量に含む食品を摂取する層は、勃起不全が10%減るという結果が...
アルタディがリオハDO脱退、大手は反発
- 2016/01/19
- 00:09

スペイン・リオハで最も高価なワインを造るアルタデぃが2015年末に、リオハDOCaを脱退し、リオハ内部で原産地呼称をめぐる議論が起きている。 アルタディはヴィーニャ・エル・ピソンなどの高価な単一畑で知られる生産者。2015年末にDOCaからの脱退を正式に表明した。リオハには500以上の生産者がいるが、サブリジョンはリオハ・アルタ、リオハ・バハ、リオハ・アラベサ地区に分かれている。アラベサに本拠を置くアルタディ当主...
ドン・ペリニヨン7ヴィンテージ垂直試飲、安定した高品質を量産
- 2016/01/18
- 01:36

欧米にはワインコレクターの開くワイン会で、古いヴィンテージを楽しむ文化がある。日本にも少ないが、そうしたワイン会がある。フランスを中心に5000本を超すコレクションを有する吉川慎二氏の軽井沢の別荘で、シャンパーニュのドン・ペリニヨンの垂直試飲をする機会に恵まれた。解説とサービスはワインテイスターの大越基裕氏が務め、懐石料理は竹内正和氏が供した。 ドン・ペリニヨンは最も有名で、最も大量に生産されている...
ジョン・ケイポンCEO来日、アッカー・メラル3回目のオークション開催
- 2016/01/18
- 01:26

世界最大の売り上げを誇る米国のオークションハウス「アッカー・メラル&コンディット」のジョン・ケイポンCEOが、1月23日に開かれる「ファインワイン・オークション」に合わせて来日した。 今回のオークションは23日に香港で開かれ、北京、上海、台北、東京の5都市をネット回線で結ぶ。日本では東京・六本木の「ルビー・ジャックス」を会場に行われる。「アッカー・メラル・ワインズ・ジャパン」が設立されて3回目。香港には、...
DRCオベール・ド・ヴィレーヌ、2016年マン・オブ・ザ・イヤー…ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス
- 2016/01/17
- 08:17

DRC共同経営者のオベール・ド・ヴィレーヌ氏とシャンパーニュのガティノワ当主ピエール・シュヴァル氏がフランスの代表的なワイン誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」の2016年マン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。 2人はそれぞれ、ブルゴーニュとシャンパーニュがユネスコの世界遺産に登録するのに主導的な役割を果たした。「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」には、ロワール・プイィ・フュッセのドメーヌ・ダギュノ...
ガティノワ当主のピエール・シュヴァル死去
- 2016/01/17
- 08:08
シャンパーニュのアイ村に本拠を置くガティノワの当主で、シャンパーニュのユネスコ世界遺産登録のリーダーでもあったピエール・シュヴァル氏が14日、自宅で亡くなった。66歳だった。 シュヴァル氏はガティノワで、ピノ・ノワールをベースに、優れたグローワーズ・シャンパーニュを手掛けた。2015年7月に認められた世界遺産登録で、中心的な人物として活躍した。法律を学び、官僚として働いた後、1980年にシャンパーニュに戻り...
ローズ・ド・ジャンヌ、ヴァレンティーニとスッポンの相性は?
- 2016/01/16
- 01:45

スッポンに何を合わせるか?豊富なコラーゲンから連想したのは、広東料理のスープに使うフカヒレや魚の浮き袋。エキスと粘着性の高いシャンパーニュと白ワインが良さそうだ。そう思って、ローズ・ド・ジャンヌのブラン・ド・ブランと、ヴァレンティーニのトレビアーノ・ダブルッツォを持参した。しっくりこなかった。 スッポンは白い肉のイメージがあるが、実際には水中で暮らすジビエだった。肝はうなぎ以上に力強さと滋養があ...
ボルドー1855年の格付け、ユネスコ世界遺産申請を断念
- 2016/01/16
- 01:40

ボルドーの1855年の格付けをユネスコの世界遺産に申請しようという運動が中止になった。 デカンターによると、運動は2013年6月に始まったが、格付けされているメドック60、ソーテルヌ&バルサック27、ペサック・レオニャン1の計88シャトーの間で、足並みが乱れた。第一歩となる文化相への文書提出がキャンセルされた。昇格されたのは、過去にシャトー・ムートン・ロートシルトしかないが、世界遺産になると、変更が難しいという...
24時間でワイン専門家に、ジャンシス・ロビンソンMWの入門本
- 2016/01/16
- 01:39

英国の評論家ジャンシス・ロビンソンMWが、初心者向けのガイド「24アワー・ワイン・エキスパート」を、2月に出版する。 版元のペンギン社によると、この本は専門知識を短時間で身につけたい愛好家向けの入門書。ロビンソンMWの知識を共有し、24時間で自信のあるワイン専門家になれるという。赤ワインと白ワインの違い、ボトルやラベルの形状、味わい、色、香りの表現、料理との相性、価格と品質の関連などを紹介している。 ロ...
シャンパーニュのマム、F1公式スポンサーから撤退
- 2016/01/15
- 01:01

モータースポーツF1のシャパンファイトを彩ってきたシャンパーニュのGHマムが、15年間にわたって務めてきたスポンサー契約を終了する。 ドリンクス・ビジネスによると、GHマム・ブランドを所有するペルノ・リカールは500万ユーロ(約6億4000万円)のスポンサー料を提案したが、F1運営組織から不十分と見なされたという。これによって、表彰台でマムのシャンパーニュをドライバーがかけあう場面は見られなくなる。ペルノ・リカー...
シャンパーニュのドゥーツ、2015年は過去最高の生産量
- 2016/01/15
- 01:00

シャンパーニュのメゾン、ドゥーツは2015年の販売量が218万5000本の過去最高を記録し、20年前の1996年の57万6000本の約4倍に達したと発表した。 ルイ・ロデレールがドゥーツを買収したのに伴って、ファブリス・ロセ氏がドゥーツのCEOとして着任したのが1996年。ミレニアム効果、リーマンショックなど様々な事態をくぐりぬけ、成長を続けてきた。輸出は全体の売り上げの40%に過ぎず、ロセCEOは「国際市場での成長の可能性がまだ...
クリュッグ2002がロンドンでお披露目
- 2016/01/14
- 10:15

シャンパーニュのクリュッグは12日、ロンドンで2002ヴィンテージのお披露目をした。2月1日から、BB&R、ボルドー・インデックス、コーニー&バロウ、ファー・ヴィントナーズなど主要インポーターで発売される。 ドリンクスビジネスによると、ピノ・ノワール40%、シャルドネ39%、ムニエ21%のブレンド。2002は1988のようなスタイルだという。セラー・マスターのエリック・ルベル氏は「純血の種馬」と評し、当主のオリヴィエ・...
盆栽のようにち密な栽培、オリヴィエ・バーンスタインに聞く
- 2016/01/14
- 01:24

ミクロ・ネゴシアンの星オリヴィエ・バーンスタイン氏が来日し、ち密なブドウ栽培について語った。 バーンスタイン氏はルーションでワイン造りをした後、ブルゴーニュにやってきた。ボーヌの醸造学校で学んで、2002年にはヴォーヌ・ロマネ村のアンリ・ジャイエ氏の下で研修をした。ジャイエ氏は2001年にワイン造りを止めたが、おいのエマニエル・ルジェのワイン造りを手伝っていた。「収穫から醸造までを見ただけで、学んだとい...
プロセッコ伸長、イタリアの2015年スパークリング輸出が13%増加
- 2016/01/14
- 01:22

プロセッコの伸長によって、2015年のイタリアのスパークリングワイン輸出は、13%増加した。 イタリアのスパークリングワインのマーケティング団体「オブザーヴァトリオ・ヴィニ・スプマンテ・エファヴェセンティ」(OVSE)の推計によると、プロセッコは3億6200万本が輸出され、前年比29%の増加となった。プロセッコDOCコンソーシアムは、2015年のプロセッコの生産量を3億6000万本と見込んでいる。イタリアワイン協会によると...
白も赤も名手、進化するオリヴィエ・バーンスタイン
- 2016/01/13
- 00:53

白と赤を上手に造れる生産者は少ない。ジャスパー・モリスMWと話していたら、数少ない例外が彼の友人ドミニク・ラフォンだという。異論はない。ジャスパーが世に出した2人も両方をうまくこなす。バンジャマン・ルルーとオリヴィエ・バーンスタインだ。残念なことに、バーンスタインの白は、2011を最後に生産を止めた。 2011の3つのキュヴェを試飲した。「ムルソー プルミエクリュ・レ・シャルム」は、まろやかで豊満、親しみや...