「エル・ブジ」の「魂」、共同所有者ジュリ・ソレールが死去
- 2015/07/13
- 23:56
2011年に閉店したスペインの伝説的なレストラン「エル・ブジ」の共同経営者ジュリ・ソレール氏が、6日、バルセロナ近郊の自宅で亡くなった。66歳だった。

ニューヨークタイムズによると、シェフで共同経営者のフェラン・アドリア氏がTwitterに投稿してわかった。退化性神経疾患が死因と見られる。ソレール氏は1981年に、「ハシエンダ・エル・ブリ」の支配人となり、名前を「エル・ブリ」に変えて、フランス人シェフのジャン・ポール・ヴィネイ氏を雇って、2年たらずでミシュラン2つ星にした。
1984年、ヴィネイ氏が独立した後、ラインのシェフだったフェラン・アドリア氏をチーフ・シェフに据えて、1990年に2人が共同オーナーとなった。2人は様々な実験的な料理を編み出し、エル・ブジの名声を上げた。「世界のベストレストラン50」で5回の世界一に輝き、年間200万件の予約を抱える世界で最も予約のとれないレストランに育てた。
世界で最も尊敬されたレストラン経営者の一人だった。アドリア氏は「ジュリがいなければ、エル・ブジは生まれなかった」と、マドリッドの新聞の取材で語った。「エル・ブジの魂」と呼ばれ、多くのエル・ブジの料理書に、アドリア氏の共著者として名を連ねた。
ソレール氏は1949年、バルセロナ北部のテラッサに生まれた。給仕人やホテルのフロントで働き、熱烈なロックファンとしてレコードショップも経営した。ヨーロッパ各地のレストランを回るとともに、スペインワインの知識を蓄えた。2011年の閉店後は、美食シンクタンクのエル・ブジ財団の名誉会長を務めたが、翌年、健康の悪化で辞任した。
画像はTwitterから。

ニューヨークタイムズによると、シェフで共同経営者のフェラン・アドリア氏がTwitterに投稿してわかった。退化性神経疾患が死因と見られる。ソレール氏は1981年に、「ハシエンダ・エル・ブリ」の支配人となり、名前を「エル・ブリ」に変えて、フランス人シェフのジャン・ポール・ヴィネイ氏を雇って、2年たらずでミシュラン2つ星にした。
1984年、ヴィネイ氏が独立した後、ラインのシェフだったフェラン・アドリア氏をチーフ・シェフに据えて、1990年に2人が共同オーナーとなった。2人は様々な実験的な料理を編み出し、エル・ブジの名声を上げた。「世界のベストレストラン50」で5回の世界一に輝き、年間200万件の予約を抱える世界で最も予約のとれないレストランに育てた。
世界で最も尊敬されたレストラン経営者の一人だった。アドリア氏は「ジュリがいなければ、エル・ブジは生まれなかった」と、マドリッドの新聞の取材で語った。「エル・ブジの魂」と呼ばれ、多くのエル・ブジの料理書に、アドリア氏の共著者として名を連ねた。
ソレール氏は1949年、バルセロナ北部のテラッサに生まれた。給仕人やホテルのフロントで働き、熱烈なロックファンとしてレコードショップも経営した。ヨーロッパ各地のレストランを回るとともに、スペインワインの知識を蓄えた。2011年の閉店後は、美食シンクタンクのエル・ブジ財団の名誉会長を務めたが、翌年、健康の悪化で辞任した。
画像はTwitterから。
- 関連記事
スポンサーサイト