ピーター・マイケルのピノに100点…パーカー

　米国の評論家ロバート・パーカー氏が、最新のワイン・アドヴォケイトで、カリフォルニア・ソノマ郡のピノ・ノワールなど3銘柄に100点をつけた。
　パーカー氏が2009～2013年を試飲した。100点を獲得したのは、ピーター・マイケル・ワイナリーのピノ・ノワールのクロ・デュ・シエル2010とマ・ダンスーズ2010。いずれも冷涼なトゥルー・ソノマ・コーストのフォートロス・シーヴューAVAから産する。ピーター・マイケルが生産する3つの区画のうちの2つ。330ケース生産のクロ・デュ・シエルは「ラ・ターシュ1990とうりふたつ」とコメント。140ケース生産のマ・ダンスーズは「試飲した最も偉大なピノ・ノワールの1つ」と賞賛した。


　ピーター・マイケルは、モントレー郡サンタ・ルチア・ハイランズのピゾーニから購入したブドウでル・ムーラン・ルージュを生産していたが、98年にシーヴューという土地を購入し、2006年からピノ・ノワールを植えた。ブドウを植えた畑は12ヘクタールのみ。ヘレン・ターリーのマーカッサン、フラワーズなどの畑も近くにあり、最も注目されるソノマ・コーストの産地の一つだ。現在はポール・マイケルがワイン生産の指揮を担っている。


　もう一つは、ドネラン・ファミリー・ワインのシラー・リチャード・ヴィンヤード2009。当主はジョー・ドネランで、ワインメーカーはタイラー・トーマス。
　このほか、オベールのシャルドネ、マーカッシンの単一畑ピノ・ノワールなど20以上のワインが98点を獲得した。