農薬散布拒否のティボー・リジェ・ベレールが無罪
- 2015/12/17
- 02:28
ビオディナミに取り組むブルゴーニュのティボー・リジェ・ベレール氏が、ボージョレ地方ムーラン・ナヴァンの畑でブドウ樹を枯らす病気を予防する農薬散布を拒否した問題で、ローヌ地方ヴィルフランシュ・シュール・ソーヌの裁判所は15日、無罪判決を言い渡した。

ビオディナミの生産者が農薬散布を拒否した裁判で無罪になったのは、ボーヌに本拠を置くエマニエル・ジブロ氏
の2014年12月の判決に続いて2件目。リジェ・ベレール氏が所有するムーラン・ナヴァンのガメイの畑は、ローヌとソーヌ・エ・ロワールの両県にまたがっている。ここに、2013年に発生した「フラヴァサンス・ドレ」という病気を予防する農薬を散布していなかったため、ソーヌ・エ・ロワール県の検査官が散布を求めた。これを拒否したため、農業・農産加工業・林業省によって訴えられた。フラヴァサンス・ドレは害虫がもたらす細菌によって、ブドウの葉が黄色から金色になって枯れる病気。
現地の報道によると、リジェ・ベレール氏は行政手続きの不備によって無罪となった。ステファヌ・ル・フォル農業・農産加工業・林業大臣が、2つの県にまたがる畑のソーヌ・エ・ロワール県のすべてのブドウ樹に薬剤散布を命じる法律を公式に承認していなかったのが理由とされる。リジェ・ベレール氏は、殺虫剤が害虫だけでなく自然のバランスを破壊すると主張。ローヌ県から散布の命令を受けていなかったとも反論していた。

ビオディナミの生産者が農薬散布を拒否した裁判で無罪になったのは、ボーヌに本拠を置くエマニエル・ジブロ氏
の2014年12月の判決に続いて2件目。リジェ・ベレール氏が所有するムーラン・ナヴァンのガメイの畑は、ローヌとソーヌ・エ・ロワールの両県にまたがっている。ここに、2013年に発生した「フラヴァサンス・ドレ」という病気を予防する農薬を散布していなかったため、ソーヌ・エ・ロワール県の検査官が散布を求めた。これを拒否したため、農業・農産加工業・林業省によって訴えられた。フラヴァサンス・ドレは害虫がもたらす細菌によって、ブドウの葉が黄色から金色になって枯れる病気。
現地の報道によると、リジェ・ベレール氏は行政手続きの不備によって無罪となった。ステファヌ・ル・フォル農業・農産加工業・林業大臣が、2つの県にまたがる畑のソーヌ・エ・ロワール県のすべてのブドウ樹に薬剤散布を命じる法律を公式に承認していなかったのが理由とされる。リジェ・ベレール氏は、殺虫剤が害虫だけでなく自然のバランスを破壊すると主張。ローヌ県から散布の命令を受けていなかったとも反論していた。
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