ボルドー裁判所が却下、サンテミリオン格付けの無効申し立て
- 2015/12/22
- 23:10
2012年のサンテミリオンの格付けにもれた3つのシャトーが格付けの取り消しを求めていた訴訟で、ボルドー大審裁判所は訴えを却下した。

訴えていたのはクロック・ミショット、ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャック、コルバン・ミショットの3シャトー。2013年1月、INAO(国立原産地名称研究所)を相手取って、格付けの無効を訴える訴訟を起こした。審査が一貫性を欠き、手続きに不備があったというのが理由。クロック・ミショットは1996年に格付けから外され、2006年と2012年の格付けでも認められなかった。コルバン・ミショットは2012年の格付け、ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャックは2006年に格付けを外された。
裁判所は手続きの合法性と格付け委員会の審査を支持した。クロック・ミショットとコルバン・ミショットは控訴を検討している。
サンテミリオンの格付けは1955年に始まり、原則は10年ごとに更新される。2006年の格付けでもクロック・ミショットが無効の訴えを起こしたため、1996年の格付けが2011年まで延長される異例の事態となった。サンテミリオンのワイン委員会やボルドーのワイントレードが審査に関与していた点が問題となった。このため、2012年は試飲と審査を、ブルゴーニュやローヌなどほかの産地の生産者からなる独立した委員に委託し、中立性を確保した。
2012年の格付けは96シャトーが申請書類を提出し、82シャトーがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセとグラン・クリュ・クラッセに格付けされた。パヴィとアンジェリュスのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA昇格やヴァランドロー、モンドットなどのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセB昇格が話題になった。

訴えていたのはクロック・ミショット、ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャック、コルバン・ミショットの3シャトー。2013年1月、INAO(国立原産地名称研究所)を相手取って、格付けの無効を訴える訴訟を起こした。審査が一貫性を欠き、手続きに不備があったというのが理由。クロック・ミショットは1996年に格付けから外され、2006年と2012年の格付けでも認められなかった。コルバン・ミショットは2012年の格付け、ラ・トゥール・デュ・パン・フィジャックは2006年に格付けを外された。
裁判所は手続きの合法性と格付け委員会の審査を支持した。クロック・ミショットとコルバン・ミショットは控訴を検討している。
サンテミリオンの格付けは1955年に始まり、原則は10年ごとに更新される。2006年の格付けでもクロック・ミショットが無効の訴えを起こしたため、1996年の格付けが2011年まで延長される異例の事態となった。サンテミリオンのワイン委員会やボルドーのワイントレードが審査に関与していた点が問題となった。このため、2012年は試飲と審査を、ブルゴーニュやローヌなどほかの産地の生産者からなる独立した委員に委託し、中立性を確保した。
2012年の格付けは96シャトーが申請書類を提出し、82シャトーがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセとグラン・クリュ・クラッセに格付けされた。パヴィとアンジェリュスのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA昇格やヴァランドロー、モンドットなどのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセB昇格が話題になった。
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