米ワシントン州、記録的な収穫の見込み

　米ワシントン州は13日前後から2016年の収穫に入った。記録的な収穫量が見込まれている。
　地元のグレート・ノースウエスト・ワインによると、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・グリの収穫が佳境に入っている。2014年の記録的な22万7000トンを上回る約25万トンに達する見込み。2007年の12万7000トンの倍に相当する。サンミシェル・ワイン・エステート、プレセプト・ワイン、チャールズ・スミス・ワインなど大手生産者が量を増やし、小規模生産者も増えている。850以上のワイナリーが生産していると見られる。
　ブドウ生産者団体によると、ワイナリーの増加によって、州内の栽培面積は1年前の2160ヘクタールから2270ヘクタールに増加した。10年前の2006年には1250ヘクタールにとどまっていた。増加が目立つのは、サンミシェルがカベルネ・ソーヴィニヨンを増やしているホース・ヘブン・ヒルズ。