ミシュラン×パーカー、香港・マカオで壮大な美食イベント
- 2016/09/07
- 23:40
美食の聖典ミシュランガイドの香港・マカオ版と最強のワインガイド「ロバート・パーカー・ワイン・アドヴォケイト」(RPWA)が、タッグを組んで、星付きシェフと最高のワインのペアリングを楽しむ美食イベントを香港・マカオで展開することを、両社の代表が7日、マカオで発表した。
「ダイニング・シリーズ・イン・香港&マカオ」と名付けられたこのイベントは、10月から始まる。世界の星付きレストランのシェフを、香港・マカオの星付きレストランにゲストとして招き、RPWAのチームが選んだ最高のワインと合わせる。ゲストシェフはシンガポールの2つ星フレンチ「オデット」のジュリアン・ロワイエと、シカゴの3つ星「グレース」のカーティス・ダフィ。星付き屋台料理も予定されている。

ハイライトは、11月9日の「ミシュランガイド香港マカオ 2017年」の発表後の11日に予定されるガラディナー。マカオの大型リゾート「スタジオシティ」のグランドボールルームに700人のゲストを招く。香港の3つ星中華「Bo Innovation」のAlvin Leung、大阪の3つ星和食「柏屋」の松尾英明氏、東京の1つ星「鮨かねさか」の金坂真次氏、マカオの2つ星フレンチ「The Tasting Room」のGuillaume Galliotら6人の星付き料理人とパティシエのピエール・エルメが、腕をふるい、6皿のコースを供する。

ワインは、パーカーポイント100点の「シャプティエ エルミタージュ ル・メアル・ブラン 2010」「シャトー・ラトゥール・ア・ポムロール 2006」「シャトー・オザンナ 2006」「シャトー・トロタノワ 2006」「シャトー・ラ・フルール・ペトリュス 2006」と、ロバート・パーカーが高得点をつけたものばかり。ミシュランが主催するこの初のガラディナーのチケット代は720ドル。両者は7月に刊行したミシュラン・シンガポール版でも提携しており、今回はそれをさらに加速させた。
パーカーは2012年に、ワイン・アドヴォケイトをシンガポールの実業家に1500万ドルで売却した。広告に頼らずに購読料だけで運営する方針を転換し、ワインの評価と利害関係のないスポンサーと提携して、収益を増大させる戦略を強化してきた。アジアでは、カード会社のアメックスと組んで、富裕層向けの高額なディナーを開いてきた。今回の提携もその流れに乗っている。
食とワインの世界で、ミシュランとパーカーは、公平性と客観性では、突出した信頼性とプレステージを有する巨大ブランド。今回のようなイベントのみならず、デジタルコンテンツの展開など、様々な可能性を秘めている。「消費者の代表」を標榜してきたパーカーの清貧なイメージにひかれてきたワイン愛好家には、違和感も感じられるが、今までのところ、ブランド力を生かした商業戦略に成功している。
RPWAは中国版のスタートも検討しており、将来性が大きい中国市場の開拓に注力している。720ドルという今回のチケット代は、それ自体は安くないが、料理とワインの内容を考えれば、高すぎるとも言えない。
「ダイニング・シリーズ・イン・香港&マカオ」と名付けられたこのイベントは、10月から始まる。世界の星付きレストランのシェフを、香港・マカオの星付きレストランにゲストとして招き、RPWAのチームが選んだ最高のワインと合わせる。ゲストシェフはシンガポールの2つ星フレンチ「オデット」のジュリアン・ロワイエと、シカゴの3つ星「グレース」のカーティス・ダフィ。星付き屋台料理も予定されている。

ハイライトは、11月9日の「ミシュランガイド香港マカオ 2017年」の発表後の11日に予定されるガラディナー。マカオの大型リゾート「スタジオシティ」のグランドボールルームに700人のゲストを招く。香港の3つ星中華「Bo Innovation」のAlvin Leung、大阪の3つ星和食「柏屋」の松尾英明氏、東京の1つ星「鮨かねさか」の金坂真次氏、マカオの2つ星フレンチ「The Tasting Room」のGuillaume Galliotら6人の星付き料理人とパティシエのピエール・エルメが、腕をふるい、6皿のコースを供する。

ワインは、パーカーポイント100点の「シャプティエ エルミタージュ ル・メアル・ブラン 2010」「シャトー・ラトゥール・ア・ポムロール 2006」「シャトー・オザンナ 2006」「シャトー・トロタノワ 2006」「シャトー・ラ・フルール・ペトリュス 2006」と、ロバート・パーカーが高得点をつけたものばかり。ミシュランが主催するこの初のガラディナーのチケット代は720ドル。両者は7月に刊行したミシュラン・シンガポール版でも提携しており、今回はそれをさらに加速させた。
パーカーは2012年に、ワイン・アドヴォケイトをシンガポールの実業家に1500万ドルで売却した。広告に頼らずに購読料だけで運営する方針を転換し、ワインの評価と利害関係のないスポンサーと提携して、収益を増大させる戦略を強化してきた。アジアでは、カード会社のアメックスと組んで、富裕層向けの高額なディナーを開いてきた。今回の提携もその流れに乗っている。
食とワインの世界で、ミシュランとパーカーは、公平性と客観性では、突出した信頼性とプレステージを有する巨大ブランド。今回のようなイベントのみならず、デジタルコンテンツの展開など、様々な可能性を秘めている。「消費者の代表」を標榜してきたパーカーの清貧なイメージにひかれてきたワイン愛好家には、違和感も感じられるが、今までのところ、ブランド力を生かした商業戦略に成功している。
RPWAは中国版のスタートも検討しており、将来性が大きい中国市場の開拓に注力している。720ドルという今回のチケット代は、それ自体は安くないが、料理とワインの内容を考えれば、高すぎるとも言えない。
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