タスカ・ダルメリータと寿司の結婚…寿司幸にて
- 2014/10/12
- 23:20
イタリア・シチリアのワインの高品質を世界に広めた名門生産者タスカ・ダルメリータの当主アルベルト・タスカ・ダルメリータ伯爵が来日し、8日、東京の銀座 寿司幸本店で、寿司とシチリアワインを楽しむイベントを開いた。

ダルメリータは19世紀半ばからの伝統を誇り、黒ブドウのネーロ・ダヴォラ、ネレッロ・マスカレーゼ、白ブドウのインツォリアなど土着品種に加えて、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ネーロ、シャルドネなど国際品種も導入。バルクワイン中心だったシチリアの可能性を世界に知らしめた。ロッソ・デル・コンテはシチリアを代表する赤ワインの1本。
テヌータ・レガリアーリはじめ、シチリア島内に5か所の農園を所有する。CEOを務めるアルベルト氏は「1993年が大きな革命だった。農薬の使用を止め、シチリアの固有品種を前面に打ち出した。シチリアには200種のワインがある。風土に合わせて、島内の自社畑農園を運営している」と語った。

この日供されたのは、スプマンテの「アルメリータ・ロゼ 2008」、白の「ノッツェ・ドーロ 2011」と「ブオノーラ 2013」、赤の「タスカンテ 2009」、デザートワインの「ディアマンテ・ダルメリータ 2010」の5種。

これらに、寿司幸4代目の杉山衛氏の握りを合わせた。アルメリータ・ロゼはピノ・ネーロ100%。シチリアの風土から想像できないフレッシュ感。タマネギの皮色の外観も美しく、白身

からマグロの赤身

までカバーできる懐の深さ。
ノッツェ・ドーロは「金婚式」の意味。アルベルト氏の祖父ジュゼッペの結婚50周年を記念して1985年に造られた。インツォリア68%とソーヴィニヨン・タスカ32%のブレンド。標高600メートルの畑からくる冷涼感、白い花の香りとミネラル感があり繊細。「エレガンスを追求する。20年は熟成する」とアルベルト氏。甘みのある海老

とぴったり。
カリカンテ100%のブオノーラは2012年にデビュー。ライムやレモンの皮の香り。キリッとした酸があり、心地よいほろ苦みが残る。塩でいただくスミイカ

のミネラル感と相乗した。
タスカンテは土着品種ネレッロ・マスカレーゼで造るエトナ・ロッソ。柔らかい舌触り、エキスが詰まって上品な果実味、火山性土壌からくる鉄分を含むミネラル感。これらが一体となって、ピノ・ノワールと似たうまみのある味わいとなっている。シチリアは日本と並んでマグロをよく食べる土地。血と鉄っぽさを感じる赤身やトロ

と抜群の相性だった。
ディアマンテはモスカートとトラミネールのブレンド。パッシート(陰干し)で造られ、ハチミツやアプリコットの香り。シャリにハチミツを混ぜた巻物と調和した。

アルベルト氏は、魚介の豊富なシチリア出身だけあって、寿司についての知識は豊富。杉山氏から手ほどきを受けながら、マグロの握りにも挑戦した。
タスカ・ダルメリータの問い合わせはエトリヴァン(045-574-9815)

ダルメリータは19世紀半ばからの伝統を誇り、黒ブドウのネーロ・ダヴォラ、ネレッロ・マスカレーゼ、白ブドウのインツォリアなど土着品種に加えて、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ネーロ、シャルドネなど国際品種も導入。バルクワイン中心だったシチリアの可能性を世界に知らしめた。ロッソ・デル・コンテはシチリアを代表する赤ワインの1本。
テヌータ・レガリアーリはじめ、シチリア島内に5か所の農園を所有する。CEOを務めるアルベルト氏は「1993年が大きな革命だった。農薬の使用を止め、シチリアの固有品種を前面に打ち出した。シチリアには200種のワインがある。風土に合わせて、島内の自社畑農園を運営している」と語った。

この日供されたのは、スプマンテの「アルメリータ・ロゼ 2008」、白の「ノッツェ・ドーロ 2011」と「ブオノーラ 2013」、赤の「タスカンテ 2009」、デザートワインの「ディアマンテ・ダルメリータ 2010」の5種。

これらに、寿司幸4代目の杉山衛氏の握りを合わせた。アルメリータ・ロゼはピノ・ネーロ100%。シチリアの風土から想像できないフレッシュ感。タマネギの皮色の外観も美しく、白身

からマグロの赤身

までカバーできる懐の深さ。
ノッツェ・ドーロは「金婚式」の意味。アルベルト氏の祖父ジュゼッペの結婚50周年を記念して1985年に造られた。インツォリア68%とソーヴィニヨン・タスカ32%のブレンド。標高600メートルの畑からくる冷涼感、白い花の香りとミネラル感があり繊細。「エレガンスを追求する。20年は熟成する」とアルベルト氏。甘みのある海老

とぴったり。
カリカンテ100%のブオノーラは2012年にデビュー。ライムやレモンの皮の香り。キリッとした酸があり、心地よいほろ苦みが残る。塩でいただくスミイカ

のミネラル感と相乗した。
タスカンテは土着品種ネレッロ・マスカレーゼで造るエトナ・ロッソ。柔らかい舌触り、エキスが詰まって上品な果実味、火山性土壌からくる鉄分を含むミネラル感。これらが一体となって、ピノ・ノワールと似たうまみのある味わいとなっている。シチリアは日本と並んでマグロをよく食べる土地。血と鉄っぽさを感じる赤身やトロ

と抜群の相性だった。
ディアマンテはモスカートとトラミネールのブレンド。パッシート(陰干し)で造られ、ハチミツやアプリコットの香り。シャリにハチミツを混ぜた巻物と調和した。

アルベルト氏は、魚介の豊富なシチリア出身だけあって、寿司についての知識は豊富。杉山氏から手ほどきを受けながら、マグロの握りにも挑戦した。
タスカ・ダルメリータの問い合わせはエトリヴァン(045-574-9815)
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