戦争の歴史秘めた1914年ポル・ロジェ、オークションに出品
- 2014/10/20
- 10:04
英国の宰相チャーチルが愛したシャンパーニュ、ポル・ロジェの歴史的な物語を秘めた100年前の1914年ヴィンテージのボトルが、23日に英国のオークションハウス「ボーナムズ」に出品される。

第一次大戦中の1914年、シャンパーニュ地方にドイツ軍が侵攻。最前線に近い畑では、ほとんど収穫ができなかった。攻撃を恐れて、ブドウは早めに摘まれたため、酸度が高くなったが、これによって長期熟成型の味わいに仕上がったという。
ポル・ロジェの醸造責任者は「砲火で収穫されたが、勝利のトランペットが響く中で飲まれる」と、大戦が終わる1918年が飲みごろと予想したとされている。
戦時には海軍大臣、軍需大臣を務めたチャーチルが、歴史的な意味のある1914年を飲んだのは第二次大戦が終息しつつあった1944年。フランス駐在英国大使のパーティで、その席には、創業者ポル・ロジェの孫ジャックのオデット・ポル・ロジェ夫人がいた。オデットはそこで、ポル・ロジェをチャーチルに勧め、チャーチルがとりこになったという有名な逸話がある。
チャーチルは、生涯ほかのシャンパーニュを飲まなかったと伝えられ、競走馬にポル・ロジェと名付けた。メゾンはチャーチルが死去した1965年には、英国向けのボトルのラベルデザインに弔意を表す黒の帯をかけ、それから10年後の1975年に仕込んだキュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチルを1984年に発売した。最新の2002年が間もなく日本発売される。
歴史的なエピソードを秘めた1914年の落札予想価格は3000~4000ポンド(51万~69万円)。売り上げは帝国戦争博物館に寄付される。

第一次大戦中の1914年、シャンパーニュ地方にドイツ軍が侵攻。最前線に近い畑では、ほとんど収穫ができなかった。攻撃を恐れて、ブドウは早めに摘まれたため、酸度が高くなったが、これによって長期熟成型の味わいに仕上がったという。
ポル・ロジェの醸造責任者は「砲火で収穫されたが、勝利のトランペットが響く中で飲まれる」と、大戦が終わる1918年が飲みごろと予想したとされている。
戦時には海軍大臣、軍需大臣を務めたチャーチルが、歴史的な意味のある1914年を飲んだのは第二次大戦が終息しつつあった1944年。フランス駐在英国大使のパーティで、その席には、創業者ポル・ロジェの孫ジャックのオデット・ポル・ロジェ夫人がいた。オデットはそこで、ポル・ロジェをチャーチルに勧め、チャーチルがとりこになったという有名な逸話がある。
チャーチルは、生涯ほかのシャンパーニュを飲まなかったと伝えられ、競走馬にポル・ロジェと名付けた。メゾンはチャーチルが死去した1965年には、英国向けのボトルのラベルデザインに弔意を表す黒の帯をかけ、それから10年後の1975年に仕込んだキュヴェ・サー・ウィンストン・チャーチルを1984年に発売した。最新の2002年が間もなく日本発売される。
歴史的なエピソードを秘めた1914年の落札予想価格は3000~4000ポンド(51万~69万円)。売り上げは帝国戦争博物館に寄付される。
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